彼が何を考えているのか解らない

 

人が何を考えてるのか解らない。

それは簡単です。

私が「コップ」と言ったらあなたはそれを理解するために「コップ」をイメージするでしょう。
っていうかここまで読んできてすでに「コップ」をイメージしたかもしれません。

この時あなたがイメージした「コップ」は私がイメージしている「コップ」と同じでしょうか。
おそらく違うでしょう。

あなたはあなたがこれまでに見たことのある「コップ」ををイメージしたはずです。

今家で使ってる「コップ」かもしれませんし、子供の頃に使ってたお気に入りの「コップ」かもしれません。
あるいは知り合いの家で見たことがあったり、映画やテレビドラマの印象的なシーンにでてきた「コップ」であったり。

ちなみに私がイメージした「コップ」は、一人暮らしを始めた頃に6個セットで買った大きなグラスです。

人は過去の経験に基づいて物事を考えてるんです。
「コップ」ひとつとってもあなたと私で違う物をイメージします。

これがもっと複雑なものだとどうでしょう。

例えば形のないもの。

「優しさ」とか「恐れ」とか「愛」とか。

あなたの中では「優しさ」とはこうだという考え方があるかもしれません。
でも「優しさ」に繋がる過去の体験は人によって違うので、「優しさ」とはこうだという考え方は一人ひとり違うはずです。

「恐れ」も「愛」も「ワクワク」も、みんな人によって違います。

違う環境に生まれ育った人の考えてることが解るはずがないんです。

 

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